年齢を重ねると、髪の毛も年を取っていきます。
肌にシミやしわが現れるように、髪の毛には白髪が増え、つむじや分け目が目立つようになります。
古代ギリシャの名医・ヒポクラテスは「我々は、口にした食べ物でできている」と言ったそうです。
当然ながら、髪の毛も食べた物でできています。
髪のコンディションを整えるといわれる食材を摂って、育毛しませんか?
育毛に効果があるといわれている食べ物を紹介します。
薄毛や抜け毛、白髪におすすめの食材5種とは?
毎日の食卓に取り入れてみましょう。
育毛の効果が期待できる食べ物とは?
髪の毛が「生える」かもしれない食材とは?
毛髪力がよみがえる5つの食材はこちらです。
- 青魚
- 玄米
- キノコ
- 大豆
- 海藻
青魚の効果とは?
青魚にはイワシやサバ、アジなどがあります。
これらの青魚にはオメガ3脂肪酸が豊富にふくまれています。
オメガ3脂肪酸には細胞膜を柔軟にする働きがあるといわれています。
この働きにより、血管を広げ、炎症を抑制し、血液をサラサラにしてくれます。
オメガ3脂肪酸をしっかり摂取することで、頭皮は柔らかくなり、血行が良くなります。
そうすると毛母細胞に栄養がいきわたり、育毛効果が高まるといわれています。
頭皮環境を整えるという点でも青魚のオメガ3脂肪酸は優秀なので、食べる育毛剤と呼ばれているそうです。
女性も頭皮の環境を良くすることで、白髪や抜け毛、薄毛などの改善を期待しましょう。
青魚を摂って、髪のコンディションを整えます。
玄米の効果とは?
玄米に含まれるビタミンEには血液をサラサラにして、血流を促す作用があるといわれています。
また、ビタミン B 群は、細胞の新陳代謝を高めます。
さらに、玄米には亜鉛が豊富です。
亜鉛は細胞分裂の際に使われ、ホルモンの生成にも関与するミネラルです。
この亜鉛が不足すると、抜け毛が増えたり、髪が痩せてしまいます。
玄米に亜鉛が豊富に含まれているということで、白米を玄米に変えるだけでも、育毛効果がグッと高まります。
玄米はビタミンとミネラルそして食物繊維も多く含まれるすばらしい食材です。
ただ、白米の代わりに食べるときは、固いのでしっかり噛んで食べなければいけません。
しっかり噛まないで食べると、消化が悪いので、かえってお腹の調子が悪くなったりすることがあります
しっかり噛んで食べることで、ダイエット効果も期待されている食材です。
ヘタなダイエットをすると抜け毛を招いたりしますが、玄米を食べるとダイエットがうまくいくだけでなく、抜け毛が止まり、育毛に効果が期待できるんです。
キノコの効果とは?
キノコ類には、不溶性(水に溶けない)の食物繊維が多く含まれています。
不溶性の食物繊維は、腸内のカスや細菌の死がいを絡め取り、便を増やしてくれる作用があります。
腸内環境の悪化は、薄毛を招きます。
キノコを摂取することで腸内環境がよくなり、薄毛を防ぐのに非常に有効です。
キノコ類に含まれるフィトケミカルにも、強力な抗酸化作用があります。
フィトケミカルとは植物が作り出す天然成分のことです。
キノコ類は海藻同様、腸内環境を整えてくれるので、育毛にかなり効果が期待できる食材です。
値段も安いし、おいしく食べられるので、キノコ類は育毛のためにぜひおすすめしたい食材になります。
大豆の効果とは?
女性ホルモンには、毛髪を育てる働きがあります。
閉経すると、女性は急に頭皮環境が悪くなります。
女性ホルモンが激減する閉経後の女性は、薄毛になりやすいのです。
大豆にはイソフラボンが含まれていて、それが、女性ホルモンが激減した際の働きを補ってくれます。
イソフラボンとは、渋みやえぐみの成分の一種です。
イソフラボンの毛髪を育てる働きは、女性に限らず、男性にも期待できるんです。
大豆のイソフラボンは女性ホルモン同様の働きをして、男性の育毛効果も高めてくれます。
また、大豆は食物繊維が豊富で、腸内環境を整えてくれる食材です。
薄毛や抜け毛が気になったら、大豆製品を意識して摂るといいですね。
海藻の効果とは?
海藻類には、髪の健康に必要な鉄、銅、亜鉛などのミネラルが豊富です。
そして、腸内細菌の大好物である水溶性の食物繊維も、豊富に含まれています。
海藻類を摂取し、腸内環境が整うと、活発化した腸内細菌が活性酸素を消去してくれます。
活性酸素は老化の原因物質で、薄毛をはじめ、頭髪の老化現象を引き起こします。
腸内細菌が、髪の大敵である活性酸素を消去することで、頭髪の若々しさを保つことができるのです。
まとめ
食べたもので身体は作られます。
髪の毛を丈夫にしたかったら、育毛効果が期待されている食材を使ったお料理を作りましょう。
毎日の食卓で、育毛ができます。
毛髪力がよみがえると言われている「5つの食材」を食べることで、自然な育毛をやりましょう。