シミが消えるとか、シワが消えるとか言われると、そんなことは無理なんじゃないのと思いながら、期待してしまいます。
消えたらいいよね・・・
でも、誇大広告に騙されて、うっかり購入してしまったら、きっと後悔してしまうでしょう。
誇大広告に騙されないように、友利新先生が真実をお話してくださいました。
だろうね・・・
でも、きちんとした化粧品はあります。
間違わないで、美白やエイジングケアをやっていきたいですね。
こちらのサイトでは、友利新先生の動画を文字お越しして、分かりやすくしています。
動画の内容が簡単にわかるので、お忙しい方もどうぞご覧ください。
シミが消える化粧水とかシワが消える魔法のクリーム(市販)
皆さんこんにちは、友利新です。
今日はですね、ありえない化粧品というものをお話しようと思います。
というのも、やはり私がユーチューブライブとかでもよく聞かれることだし・・・
あとはけっこう、自分でもネットを見ていたら「こんな化粧品ありえないんですけど」みたいなことが結構広告で出ていたりするので、ここでもう一度皆さんに、「こんなことは絶対にないですから」ということをしっかりとお話していこうと思いますので、最後までご覧ください。
まず大前提で、化粧品というものは治療することはできないです。
もちろん、シワ改善とか美白化粧品という風にうたっていて、シワをよくしますよとか、シミに効果がありそうですよ、というものはあるのですが・・・
でも、これはたとえば、薄くなったシワを改善させることはできたとしても、全部ビフォーアフター、手術したみたいに全くなくなるということはないですし、あとは美白といっても、やはりシミを予防するという目的の方が多いです。
なのでまずは大前提、化粧品というもので治療するということはないです。
今よりも少し良くしたりとか、予防したりというところがポイントなんですね。
それでは化粧品は意味がないかというとそうではなくて・・・
今の化粧品はやはり、効果をある程度出すためにいろんな化粧品の研究の方が研究をして、少しずつ治療まではいかないけれども、やはり私たちの肌に恩恵をもたらすような成分を日々開発しているんですよ。
でも、そんな一生懸命やっている人を冒涜するではないですけれども、そんな化粧品会社の人の努力を水の泡にするような広告だったりとか、そういったことを言っている方がいるので、それはどうかなと思います。
なので大前提、化粧品というのは何かを治療するものではないということ、そうしたらやっぱりおかしいなと思う化粧品の広告はあると思うのですが・・・
ありえない化粧品① シミがすぐに簡単にとれる
まず一つ目が・・・
これは結構見るんですけれども。
シミがポロっと取れるとか、何かと何かをまぜて塗るとシミが1番で取れた、みたいな広告あるじゃないですか。
あれ絶対にありえません。
というのも、シミというのは紫外線などがあたって、メラニン色素を作るメラノサイトというのが活性化して、シミの元になるメラニン色素を作るんですけれども・・・
全部の層が真っ黒になっていて、何となく表面だけにのっているものではないんですよ。
やっぱり、細胞のいろんなところにシミの元であるメラニン色素があって、それが表面的に浮いてきてどうのこうのということは事実はないんですね。
私達皮膚科医が治療するときも、やはりレーザーを使ってすることが多いのですが・・・
黒いものに反応するレーザーをしてメラニンを破壊して、ポロっとそれが取れた後もですね、実はちょっと赤い色素沈着のような赤みが出るんですよ。
これが治るまでにだいたい1ヶ月から長い人でも3ヶ月から半年ぐらいかかる方がいます。
なので、シミというのはレーザーで治療してもすぐにポロっと取れるものではないんですね。
ましてや、何か化粧品を塗って何かを貼ったりとかして、それといっしょにシミが取れるということはありえません。
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ありえない化粧品② 首のイボがすぐに簡単にとれる
それと関連して、よくこれも聞かれるのですが・・・
首のイボですね。
これも首のイボに対して、何かを塗るとそれがポロっと取れるみたいなことがあるんですけれども。
まず、首とかにできるイボというのは、ウイルスのイボとは違います。
これはですね、スキンタッグとも呼ばれていて、紫外線とかあとは老化によって起こってくるものになるんですね。
なので、シミとかシワとかみたいなうちの一つで、やっぱり光老化とかで起こってくるものになります。
これ自体は放っておいても何か悪いことはしないんですけれども、やはり見た目があまりよろしくなかったりとか、なんか引っかかってね、血が出たりということがあるので、そういった意味では取った方がいいと思うのですが・・・
私たち皮膚科医が、では取る時に何をするかというと、何かを塗って取るということはしないんですよね。
たとえばちょっと大きいものだったら、実は手術用というかシャープなハサミで切ったりすることもあるぐらい、やはり物理的に取ります。
もしそうではなくて、ちょっとへばりついているようなものだったら、もしレーザーがないところだったら液体窒素で取ることもあるし、ただ液体窒素で取ってしまうと、そこに色素沈着が残ることがあるので、基本的にレーザーがあるクリニックだったら、レーザーの方が色素沈着が起こることがあまりないので、レーザーで取ったり、あとは電気メスでちょっと取ったりというような物理的に取るということをします。
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ありえない化粧品③ 目の下のぷっくりを改善する
あともう1つこれもよくあるのですが、目の下のぷっくりを改善するってものですね。
目の下のぷっくりって・・・
目というのはガイコツを想像していただければわかると思うのですが、ガイコツ目のところって空洞になっていますよね。
そこに目玉が入っていて、それを守るために、周りに眼窩脂肪というクッション代わりに脂肪があるんですよ。
それを抑えるために筋肉だったり、皮膚で支えているんですよ。
なので、老化によってその筋肉が衰えたり、皮膚がたるんできたりすると、それで抑えられなくなって、あとは重力に逆らえずにここからぽこっと出てくるのが・・・
ここ（目の下）に眼窩脂肪が出てきてしまいます。
これが目の下のぷっくりの原因なんですね。
なので、目の下のここをびゅっと押すと、大体そういう目の下がぷっくり出ている人は、ここのまぶたがくぼんでいる方が多いので・・・
ここ（目の下）を押すと、ここ（目の上）に脂肪が戻ってきて、目が前と同じように戻るということが多いんですよ。
では、私達皮膚科だったり美容外科の先生たちがどういうふうに治療するかというと・・・
まずは伸びきってしまっているので、どうしても伸びきってしまっているものだったら、皮膚を切って縫うということもありますし・・・
あとはそこまで伸びきってなくて脂肪がポッと出ているようだったら、脱脂といって脂肪取るということ。
詳しくは、昔、表参道スキンクリニックの田中先生とコラボしたときに詳しくお話しているのでその動画を見ていただきたいのですが・・・
そういったことをするんですね。
物理的に脂肪を取ったりとか、あとはその原因である皮膚のたるみを取るということをしないと治らないんですけれども・・・
よく見ていると、テープを貼ったりとか、クリームを塗ったりということで、全くビフォーアフターが違うようになります、みたいに・・・
よく私の YouTube でも目の下のぷっくりをなくすためのアイクリームを教えてくださいというようなことが多くあります。
わたしはもちろんアイクリームを色々ご紹介するんですけれども、あくまでも予防で、この目の下のたるみがもう始まってしまったりとか、すごく進んでしまったものを治療するということは、どんなクリームでも難しいと思っていただければいいと思います。
もちろんちょっと良くなったかなとか、ハリが出ることによって目立たなくなったなということはできると思いますし、私自身もそれを目的として、アイクリームは毎日せっせと塗っています。
そのおかげでそこまでたるんでないかなとは思うんですけれども・・・
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友利先生 まとめ
一番の予防はやっぱり皮膚をたるませないようにする、皮膚にしっかりと厚みを持たせるということなので・・・
それをスキンケアでできるといったら、紫外線を予防してしっかりと保湿をして、やっぱりビタミン C とかレチノールとか、皮膚の厚みを持たせたり、皮膚のターンオーバーを促したりというような成分を入れていくということだと思います。
なので、1日で何か変わるというのは、やはりちょっと怖くないですか？
そういったお化粧品には2023年は、絶対に騙されないようにしていただけるといいかなと思います。
なのでもちろん、そういうことに期待ができるような成分というのはたくさんあります。
でもその成分は薬ではないので、劇的ビフォーアフターで、今日塗って明日良くなるというわけじゃなくて、使いつづけているとやっぱり使わなかった時も、よかったよね、というようなものが化粧品なんですね。
では、それでは意味がないかといわれると私はそうではないと思うので、これからもこういったものに効果が期待できますよ、というような成分はしっかりとこういう研究の基にできていますよ、というお話をするんですけれども・・・
何となく簡単に取れそうとか、簡単に何とかなるみたいなものというのは、あまり信用していただきたくないなというふうに思ってこの動画を撮っております。
今日は、いつかこういうお話をちゃんとしなくてはなと思っていたものをしっかりとお話しました。
化粧品は本当に、冒頭にも言いましたけれどもあくまでも予防です。
何かを治療するものではないので、もちろん全く改善しないとか全く意味がないというわけではないです。
というところが一番いいのではないかなと思います。
なので、私もちゃんとこういうふうなものを期待しながら、毎日スキンケアを使っていますし、やっぱり必要となったら治療する。
それを前も言ったことがあるのかな・・・そしたらコメントにね、「先生はどうせクリニックに患者さんがきて欲しいからそんなこと書いているんでしょう」みたいなことを書いている人もいたんですけれども。
別にね、シミがあっても目の下がぷっくりしていても、イボがあっても基本何か命に別条はないので、気にしなければ別に気にしなくていいと思うんですね。
でも、気になっている人が間違った美容情報とかで、全く改善しなくて悩みが深くなるというのは嫌だなと思うので・・・
これがとても大事だと思っているので、皆さんもそういうふうにしていただければと思います。
いかがでしたか？
今日はいつもとちがった動画になったかなとは思うんですけれども、皆さん思っていることをコメントに書いていただいたりするととっても嬉しいです。
それでは今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
また次の動画で皆さんお会いしましょう。
さよなら～
コメント
友利先生、心に響くお話でしたありがとうございました
いつも先生の動画見てるので正しい知識がついてきて、怪しい広告は判別できるようになりました！これからも先生の動画で勉強したいですいつも為になる動画ありがとうございます
疑いながらも、シミ取れるのかなぁとネット広告など興味を持ってしまっていました、 先生の動画、本当にいつも参考になり、失敗する前に色々知れて有難いです
専門家のお考えを聞けてありがたい！ いつもありがとうございます
友利先生️今回の動画もとっても為になりました私は少し化粧品の仕事に携わっていたので元から怪しい宣伝のものには興味はなかったのですが、シミやイボが化粧品でとれるのならノーベル賞ものだと思います
まじでこれ、もっといろんな人に見て欲しい〜！広告に関わる仕事してたから、こーゆーおとり？な表現NGだし・・・
すごいですよね、シミがポロッととれる、シミが消える！この時代、画像加工なんて簡単にできることをわすれてはだめですよね。なんでパトロールが入らないのか不思議です。
とても説得力のある動画だと思いました。色々な広告で、一瞬でもそうなの？と思ってしまう時がありますが、やはり違うのですね。地道にUVと保湿を怠らないのが１番ですね
本当にシミがボロっと取れる！みたいな広告には辟易としてしまいます。 資生堂などの大企業や製薬会社が巨額の開発費を投じてもなお作れていないことを考えれば絶対にありえないですよね。 今後騙される人が出ないことを祈ります。
友利先生の動画いつも拝見してる、美容オタクの40歳です。某化粧品会社の機械で、肌診断してもらい、シミ、シワ、毛穴がまだ全く開いてないです！私がいつも友達に言ってるのと、同じような話で嬉しかったです広告は信じない方がいいし、私が、今してる事もあくまで予防で、朝も日焼け止めを塗らないと絶対に外に出ないようにしてます。浅い毛穴が開いた時は、スチーマーでして、しまりました！ 私もせっせと毎日アイクリームを塗ってます、でもいつかシミなどができたら、美容医療に頼ることになるかなと思いながら日々がんばってます
友利先生、はっきりと言ってもらえて感謝です。信じてはないけど、CM とか流れるとやっぱり観ちゃいますので！ 取り締まれないのかなぁ… お水が大事と勧めてくれたので、ホワイトロジスト楽しみです。
怪しい広告はよく見かけますね。先生のお話、今更ですが、まっとうな内容でいつも心にとめておこうと思いました。ありがとうございました。
買う前にこの動画見たかったなぁ〜 でも、とても良い勉強になりました ありがとうございます
友利先生〜こんばんは☆シミがポロッと取れる広告、最近ネットで良く目にして本当なのかな？と最近はシミも手軽に取れる時代になったのかな？と思っていましたが、先生の動画見てハッと我に帰れました。そんなはず無いですよね！先生、動画配信有難うございました(*^^*)
それ見る見る！あるある！な広告がアレコレ浮かびました！笑 信じて買う人なんているのかなあ〜？と思ってましたが、騙されちゃう人もいるのかな〜？藁にも縋りたい時ってありますよね
まとめ
友利先生に教えていただいた美容成分が入った化粧品を使っていますが、少しずつシミが薄くなってきています。
トラネキサム酸だったり、アルブチンだったり。
確かに、効いていますね。
レチノールでシワも改善されてきました。
うれしいです。
誇大広告は魅力いっぱいですが、だまされちゃいけませんよね。
